相場を詠む

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株価指数レバレッジ投資家。株を見てたら当たらないよ~、日経先物は米国債を見とけ~

400億円削減が凄いのか凄くないのか基準を示さないマスコミ

家で報道番組を視聴するのが稀なNerugoo。大抵はお笑い番組を見て子供とバカ笑いしているNeguroo。

土曜朝は面白い番組が見当たらず偶然映った報道番組「ウェークアップ!ぷらす」をぼ~と眺めていた。取り上げていたのは「五輪3会場問題」。もうその話は飽きたよ~と思いながらぼ~ぼ~と眺めていた。

画面上部のキャプチャーは「小池都知事が五輪会場に有明アリーナを決断!会場は全て元通りに」。3会場とも元のまま、3か月騒いだ小池知事は何やってんだと批判したいんだろうなあと思った。

 

下記は番組HPからコピーしてきたタイトルと編集映像の詳細。ご覧あれ。

「小池都知事が五輪会場に有明アリーナを決断!会場は全て元通りに」

http://search.jword.jp/cns.dll?type=lk&fm=12137&agent=&partner=so-net&name=%A5%A6%A5%A7%A1%BC%A5%AF%A5%A2%A5%C3%A5%D7&lang=euc&prop=500&bypass=1&dispconfig=&tblattr=1&req_q=%A5%A6%A5%A7%A1%BC%A5%AF%A5%A2%A5%C3%A5%D7%21%A4%D7%A4%E9%A4%B9&pdtype=

 

編集映像でのナレーターの最後の締めくくりは「結局、元に戻った3つの会場。整備に向け残された時間はそう長くない」。400億円削減についてナレーターから説明は一切無し。

画面はスタジオへ戻り辛坊キャスターが「結局元通りですね、田崎さんどう思われます?」みたいな感じでコメントを求めた。そしてこの田崎史郎(時事通信社特別解説委員)氏がモロ笑えた、今日一番。

「小池都知事は3戦3敗でしょ、負けを認めたくないからああいう強がった事言ってるんですよ。素直に負けを認めた方がまだ良かったのに」。

強がってんのお前だろ、400億円削減の重大さをお前は分かってんのか。むしろ報道ネタを提供してくれてありがとうって言え!と心の中で叫ぶNerugooであった。

オリンピック予算の不透明さを精査すると言って当選し実際400億円削減した小池知事に対してあんなこと言えちゃうんだもん。勘違いっぷりにあっぱれ、田崎氏に会ってみたくなった。

ナレーターと田崎氏どちらも400億円削減には触れずにいたが、2人目のコメンテーター伊藤聡子(フリーキャスター)は至極真っ当なコメントをしてくれた。   

「他の会場候補を挙げるぐらいのことをしないと400億円も削減できなかったはず」と一定の評価を示す。

そして最後(3人目)のコメンテーターである岩田公雄氏(学習院大学特別客員教授)。コメントを求められるもどっちつかずな返答に終始、ちょっとらしくないなあと思った。

2人目の伊藤氏があまりにも肯定的なコメントしたためだろうか、ここで否定的なことを言い過ぎると自身の評判が悪くなると焦った可能性がある。ちなみに岩田氏は読売テレビ放送の元解説委員長、田崎氏と同様に勘違いっぷりを発揮してほしかったww

 

では本題。テレビでコメントする識者と呼ばれる方々はその多くが”たかが”400億円削減のために3か月が無駄になった、周りが振り回されただけとコメントしている。しかし彼らは”たかが”の根拠を示していない。そこで400億円が東京都にとってどれぐらいの意味を成すのか数字で検証する。

 

「平成27年度 東京都歳入歳出決算総括」は下記の通り。

http://www.kaikeikanri.metro.tokyo.jp/kessangaiyou28.pdf

歳入決算額 11兆8514億1594万3782円

歳出決算額 11兆5824億8807万2975円

差額      2689億2787万0807円

 

官庁会計に詳しくないので間違っているかもしれないが、差額を企業の”利益”相当額と仮定した場合、400億円加算後の利益は3089億円となり15%増益要因。また歳出を”費用”相当額と仮定した場合、400億円削減は0.3%の費用削減がなされたことを意味する。

また400億円と同レベルの費用(歳出)を計上しているのが、スポーツ振興費411億円、生活文化費327億円、港湾費734億円である。

イメージして頂けただろうか? 3会場のオリンピック準備が3か月停滞した代償として得られた400億円。あなたはどう思う?