相場を詠む

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株価指数レバレッジ投資家。株を見てたら当たらないよ~、日経先物は米国債を見とけ~

ポジションゼロを推奨。日銀マイナス金利の終焉議論スタート? 月曜からは米国10年債2.5%越えがテーマへ

米国のマクロ好調・利上げ観測、ECBの巧みな政策微調整。金融市場はいつものマクロ&中央銀行プレーに戻ったようだ。下地としてトランプ相場が安心感を付与しているとは思う。しかし今週の強気相場はいつものプレー思考で考えた方が受け入れやすいのではないか。

今後を見通す前にちょっと別の話題を。今週少し話題として出始めたのは日銀がマイナス金利をやめる説。例えば米国債利回り3.0%や為替120円となった時でも日銀はマイナス金利政策を維持するのかという疑問が湧き始めている。

この発想の起点は日本のマクロ改善というより他国からの圧力を想定している。具体的に言うと米国。ドル高円安は強い米国を反映しているともいえるが米国企業にとっては不満の種。トランプが重点を置く国内雇用にも悪影響となる。

ちなみに日本の金利が上昇すると日米金利差は縮まりドル安円高要因。しかし一方で国内金融機関は金利上昇によりリスクウェイトを増やすことが可能となる。これは追加の株買いが発生することを意味する。

今週の株高が上記シナリオを意識していたとは考えにくいが、今後は日銀のマイナス金利(その前に「10年債を0%付近に縛る」)がどのタイミングで終焉するのか議論が盛り上がっていくだろう。

 

では本題。来月曜からの関心事は「米国10年債利回りが2.5%を超えるのか否か」。

イベントでいくと、14日FOMC前後でトレンドの節目となるかが皆の知りたいところ。「思惑で買って、事実で売れ」が起きるのか、それとも「相場は美人投票」まっしぐら状態がまだまだ続くのか。

水準感でいくと、金曜日は2.466%で引けたが前回の2.4%越えは2015年6-7月に3回あった。しかしいずれも2.5%トライは失敗に終わっている。心理的に2.5%というのは大きいとも解釈できるが果たしてそうなのだろうか。

テクニカルでいくと、2.0%を超えた11月9日はRSI80だったのに対し金曜日は68。まだまだ余力があるという見方もできるが両方とも既に上限を超えた異常値なので却下、使えない。

データでいくと、WSJが今週出していたエコノミスト調査(12月)では2017年末のFF金利の誘導予想が1.17%(11月)→1.26%(12月)と更に上昇していた。今年1回、来年3回、25bpずつがメインシナリオという立て付けだ。直近1か月は雇用統計以外のマクロ指標も大概良かったのでまあ順当という気がする。

 

最後に。10年債がどうなるか全く読めん。他にもっと安全に儲けられるタイミングは幾らでもある。個人的には機会損失になっても良いので日経先物(株式)のポジションはゼロにしたい。

 

最後の最後に。投げやりな結論で申し訳ございません、なんて謝るつもりは毛頭なし。機関投資家はポジションゼロにできないけど個人はそれをできるのが優位な点。むしろ「ゼロにしろ」と忠告してくれてありがたいと思え!(なんちゃって)。